芦屋市で「公立幼稚園適正配置」が学校教育審議会で審議されているが、市教育委員会は委員からの公立幼稚園の3歳児保育などの建設的提案に答えず、民間幼保連携型認定こども園がすべて解決する答弁に対して、本日、芦屋市長、教育長へ以下の申し入れを行った。
芦屋市長 山中 健 様
芦屋市教育長 福岡 憲助 様
2016年7月19日
よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会
佐藤 うめ子(元市立精道保育所長)
(連絡先 池上義三)
「市立幼稚園の適正規模及び適正配置について」にかかる
学校教育審議会における市教育委員会の見解についての質問書
=圏域毎の幼保連携型認こども園誘致の構想を明確にしてください=
芦屋市政、教育行政に日夜のご検討に敬意を表します。さて、芦屋市教育長福岡憲助名で、平成28年2月5日付で芦屋市学校教育審議会へ諮問されました「芦屋市立幼稚園の適正規模及び適正配置について」の審議において明らかになった点について、下記のとおり申し入れさせて頂き、ご回答を次期審議会(8月予定)まで求めます。 なお、直接、お話して頂く時間を是非、設定して頂くよう合わせて申入れます。
さて、同審議会は2016年2月、4月、6月開催されました。委員各位から公立幼稚園を活性化するための具体的意見、研究すべき意見が出されました。ところが、意見を求められた芦屋市教育委員会は、各委員の真剣な討議にかみ合う発言でなく、民間幼保連携型認定こども園が、保護者の就労有無に関係なく3歳児幼児教育が可能になること、また待機児童も解決すると発言し、公立幼稚園の充実強化については、お答えされませんでした。
そこで、芦屋市の政策と思われる公立幼稚園に代わる民間幼保連携型認定こども園について市民に明らかにする責任が貴職にあると思われます。
①潮見圏域で建設予定の認定こども園は、200人(浜風跡3000㎡)、250人(南芦屋浜 3500㎡)であり、山手、精道圏域からの自動車通園が予想されます。審議会で出された現在の公立幼稚園の良さが、歩いて通園でき、小学校にも繋がっている良さと矛盾するのではないでしょうか?
②現在の芦屋市の認定こども園の計画は、全て、芦屋市南部に集中しています。山手、精道圏域に民間幼保連携型認定こども園をどのように誘致するのでしょうか?すなわち、国の定めた公定価格では200人規模の大規模な幼保連携型認定こども園が経営的に安定するといわれています。事実、前述したように計画中の認定こども園は、2園とも大型幼保連携型認定こども園です。芦屋市が民間幼保連携型認定こども園を推進するならば、山手、精道圏域でそのような広大な市有地を確保する計画を芦屋市、市教育委員会は、明らかにする説明責任があると考えます。
公立幼稚園を廃園し、その敷地を民間認定こども園へ提供し、誘致することも考えられますが、先に述べた、採算の合わない中小規模の幼保連携型認定こども園に応募する民間業者がいると判断しているのでしょうか?
以上
0コメント