シンポは、夢工房不正事件が「施設現場での保育や介護上の問題ではございません。」((2016年6月13日 夢工房お詫び)のように単なる理事長個人の刑事事件で保育に無関係なのかが問題になった。パネラーの八木敬雄さん(元兵庫県健康福祉部参事、元保育関係大学教授)から現職時代の施設監査の体験も踏まえ、理事長の不始末のツケは、保育士賃金、子どもの給食、絵本などに影響が必ずあると指摘。パネラーの船曳鴻紅さん(品川区池田山住環境協議会長、㈱東京デザインセンター社長)は、夢工房が高級住宅地に10億円投資に疑問を持ち、夢工房を分析し、次から次と事業拡大していく錬金の仕組みを報告された。さすが、企業家の鋭い資金分析であった。八木さんは、兵庫県が指名した3名の第三者委員会で不正事件が決着されようとしているが、同委員会は夢工房内に設置されたもので時間稼ぎであり、市民世論を背景に監督官庁の兵庫県に対する働き掛けを強調された。夢工房が自ら給食内容、短期間で保育士を人事異動させることが、子どもとの関係でどうなのか?保護者との連携はどうなのか?保育士等職員の労働組合がないが、どのように経営者は、苦情処理など風遠しの良い職場にしているのか?夢保育園保護者からも不安の声が寄せられている。夢工房は、これら保護者、市民、行政へ明らかにすべきではないか?。続く
写真は、神戸新聞阪神版(2016年8月13付)
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