来年4月、浜風跡へ保育園開設(市民の声反映)

 本日、芦屋市議会民生文教常任委員会が開催され、浜風幼稚園跡地への認定こども園建設について、昨年10月選定委員会において、夢工房が選定され、その後、同法人の不正事件発覚により事実上失格となった。このたび当時の選定委員会で次点だった法人(社会福祉法人子どもの家福祉課/本部 加古川市別府町/施設数県内7、和歌山2 計9か所)が認定こども園建設に決定した。こども園開設は再来年4月となるが、暫定的に同敷地に同法人が仮設の認可保育所(経営は子どもの家福祉会)定員0~2歳児 60名を来年4月開設することが市から発表された。仮設での保育と認定こども園建設工事という安全上の問題も残るが、待機児童を持つ保護者、市民の会、遡れば、浜風幼稚園を守る会の市民運動が市政を動かしたといえよう。なお、同保育園は認定こども園が開設される再来年3月に閉鎖され、幼保連携型認定こども園に吸収される。

 再来年4月開設される幼保連携型認定こども園は、幼稚園児組の定員は、3歳~5歳各20人計60人 保育所組の定員は0歳15人、1歳20人、2歳25人、3歳25人、4歳27人、5歳28人 計140人 総計200人定員 芦屋市は経営法人の子どもの家福祉課に対して、4~5歳児は複数学級、再来年3月廃園される浜風夢保育園3~5歳各20人 計60人を受け入れることを条件としている。

 「会」は夢工房不正を教訓に法人の資金力だけでなく、肝心の保育内容について、芦屋市、法人との対話を通じて改善を求めるものです。

 その他、民生文教常任委員会では①宮川町における「住民の反対」による民間保育園頓挫問題が取り上げられた。本ブログでも紹介しているが、西宮市が北ー国有地取得、中ー市住跡地、南ー市交通公園を保育用地として確保し民間保育園を誘致しているが、本日の当局答弁でも待機児童解消(9月1日現在196人)を認定こども園と対処するとあるごとく、民間認可保育所の誘致は頭にない。民間認可保育所は、公立と異なり、市の財政負担も増えない、そして、細かい地域ごとの民間保育園は利用する待機児童家族に喜ばれるものである。②夢工房の市監査が行われた。市から事前に用意する帳簿を指示し、精査中だが、現時点では適正との報告があった。監査は抜き打ちでするのでないのか?兵庫の不正事件以降、新聞報道されただけでも、夢工房の不正は、東京都品川区(事実上、区から放逐)、横浜市と続いており、異常な法人であるとみるのが常識であろう。夢工房事件への厳しい対応は、芦屋市における民間保育園、認定こども園の水準が維持できるのか、それとも、法人が行政をいわゆる舐めて保育・幼児教育水準が低下することに繋がっていくのではないか?是非、本会議において超党派で夢工房の本部があり、3園がある市として、議会での活発な討議を期待したい。


芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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