兵庫県主導で年内、新理事を選出(夢工房)

 夢工房不正にかかる第三者委員会報告(10月17日)によれば、黒石一族の暴走を止められなかった(一部隠ぺいに加担)理事、監事の全員入れ替えが勧告された。今朝、所轄庁の兵庫県担当参事に確認したところ以下のとおり。

 11月末~12月上旬までに、現行理事、監事は全て辞任、新理事は、兵庫県主導で法人と協議し評議員会で選任する。なお、新理事、監事候補に現在の評議員は含まれない。

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 兵庫県主導で新理事、新監事に選ぶ対象は、当然、現行理事、監事以外からである。また、法人の役職は、理事、監事、評議員とあるが、今回、第三者委員会で法人から排除の対象にならなかった評議員も理事、監事の候補から外れることになり、旧役員体制は一掃される。新理事、監事は兵庫県主導で現行評議員会で選任される。 危惧される点は、新理事を選任する評議員は、黒石体制下で選ばれた人々であるが、兵庫県主導に期待し注目したい。

 新理事会に期待することは、黒石一族の完全排除と保育内容の改善である。この間、保護者への顧問弁護士の説明では、黒石誠、静香、芳子の役職は解任(11月2日)したが職員の身分はある。重大な不正行為を犯した娘奈々についても、労働法が適用されるなど軽い懲戒処分で済ませ、法人に残す?姻族1親等の娘婿も運営、経営からの排除を明確にしていない。また、黒石の犯罪をほう助した経理関係職員は主要業務から外しているのか?

 第三者委員会報告の基本である不正の背景が黒石一族の支配であり、これの排除が法人再生であることに真摯に向き合っていないのではないかの疑念が拡がっている。夢工房再生に向けて努力されている園長、保育士、そして保護者、国民を裏切らないで欲しい。

 重大であるのは、顧問弁護士は、第三者委員会で指摘された保育内容が利益優先主義であり100円ショップで玩具購入、絵本をブックオフ、給食が基準に満たなかかった等に真剣に向き合わず、「金銭的な指摘はあるが、保育の質が悪いとの指摘はなかった」、「100円ショップでの購入の用途を考え購入」と保育内容に向き合うのか疑念を生じる発言を繰り替えしている。夢工房現場で、保育内容に真剣に取り組んでいる園長、保育士、保護者へ水を差す発言である。新体制においても黒石一族と長く、深い関係のある顧問弁護士が残留するのか、否かも夢工房の再生を左右するであろう。

 最後に、夢工房保育園のある姫路市、豊中市、京都市、横浜市、品川区、港区等の監査により不正を摘発されているが、西宮市、神戸市、札幌市、那覇市など、勿論、法人本部のある芦屋市での監査と公表が夢工房の再生の逆流を防ぐ道と共に働く保育士さんが安心して就職する動機となり、保育士確保につながると確信します。

    

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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