幼稚園・保育所統合・民営化の詭弁

 昨夜、第一回目の集会所説明会が浜風集会所で開催された。市回答の詭弁を紹介する、

詭弁その1(子ども・子育て会議、学校教育審議会で論議された)

幼稚園と保育所の合体まで確認されていない。行政の自由裁量権を越えている。

詭弁その2(幼稚園と認定こども園の幼児教育は変わらない、むしろUPする)

 保育所と幼稚園が合体した幼保連携型認定こども園は、器は確かにアチコチできているが、その運営は模索の段階である。保育所も学びが入り、幼稚園と同じ部分があるが、明治以来続く幼稚園と保育所は「文化」が異なる。伊丹市立認定こども園は、開設するまで市保育士、幼稚教諭が激論し、あるべきこども園のソフト面を確認し、各クラスに壁を作らないなど保育士主導型の園運営が確認されハードに踏み切っている。芦屋の場合は、事務方が何を根拠に幼稚園と変わらないとか、これまでの幼稚園より良くなると言えるのか。しかも、市立幼稚園の大規模施設は芦屋でも経験済でという説明するが、合体した150~300人規模の幼保連携認定こども園と異なる条件のものを比較することは詭弁ではないか?

詭弁その3(民間移管に関してー不正の夢保育園も保育士が頑張っている)

 保育士さんが頑張っていることは間違いない。しかし、昨年11月山手夢保育園保護者有志による保護者アンケートのトップは、「職員の異動頻度・離職率を改善できないか?」であった。内閣府が定める保育所保育指針では、「核家族化、少子化の進行や都市化の進展などに伴い、育児についての見聞や経験が少なくなっているとともに、近隣に相談相手がなく孤立しているなどの状況があり、長時間労働の問題等ともあいまって育児に悩む保護者が増加している。家庭における子育ての負担や不安、孤立感を和らげ、男女がともに保護者としてしっかりと子どもと向き合い、喜びを感じながら子育てができるよう、子どもの育ちと子育てを支援していくことが重要である」とする。20歳代の保育士が、しかもコロコロ退職、異動するこのような民間保育園で出来ているのか?公立保育所ではどうか。民間を否定しないが、何でもかんでも、民間と公立は同じと公職のあるものが言うべきではない。参加者のお母さんがある私立幼稚園で苦い経験を話、安心、安全、質の高い市立保育所を望むとの発言を受け止めるべきである。

本音ポロリ(打出、大東保育所民間移管は市財政負担が減るから)

 地方交付税措置されるが、持ち出しが多い。今回の案について「子どもの最大の利益」と言いながら本音が出た。

重要なことに驚き(精道幼稚園の廃園が早まる?)

 案によれば、2年後、精道幼稚園に精道保育所(90名)を受け入れるに当たり、給食設備工事を来年夏休み期間中に行う。しかし、夏休み期間中を超えることが予測できる場合は、精道幼稚園を廃園にして、精道幼稚園を壊し、精道保育所も入る幼保連携型認定こども園を建設する。来年3月で廃園ではないのか?募集が今年10月であるから廃園条例は今年度中となる。


 明日1日㈭は竹園集会所19:00

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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