委員から異論続出!! 芦屋市子ども・子育て会議(3月31日)

委員から異論続出!! 芦屋市子ども・子育て会議(3月31日)

 幼稚園・保育所統合&民間移管が市担当者から報告された。担当職員は、冒頭「報告であり、審議するものでない」と委員へ釘をさした。委員から、「審議もさせない物言いに違和感を感じた」、「ここでこの問題で一回も論議していない。これまで、ここに座っていたことが不思議な感じがする」、「この場で統廃合は論議していない。この場は市と一緒に考える場と思っていた。残念だ。」、「決定が先にあり、この場の報告が後はおかしい」、「計画を始めて聞いた」、「幼稚園は審議会で一応市民参加で論議されているが、保育所は、この会議でも論議されず、市職員だけの組織で決められたことは納得いかない」等々、同会議そのものの存在を問う意見が出された。芦屋市子ども・子育て会議は、子ども・子育て支援法77条を根拠に設置されている。今回の計画については、これまで同会議で論議された内容の変更であり、「同会議で意見を聴かねばならない。インタ―ネット等により住民の意見を求める」(61条)に完全に逸脱している。市当局は、同会議で論議しこれを基に作成した「子育て未来応援プラン「あしや」」(H27年3月)に、「市立幼稚園と市立保育所の適正な規模についての整備検討を行います。」を引用し、統廃合・民間移管を同会議で論議したと強弁した。しかし、今回の大幅な変更は同会議で論議すべきである。同会議会長が、市当局に対して、「統廃合・民間移管が同会議で論議したものでないことを芦屋市は明確にせよ」の異例の締めくくりの発言となった。

 計画案そのものについても、異論、疑問が出された。「緊急の待機児童対策がない」、「山手では岩園保育所しか残らない。精道圏域まで行けということか」、「幼稚園を保育機能がある幼稚園型認定こども園にすれば、3歳児から入れることが分かり、0~2歳児を保育所に預ける人数が減る」、「300人の大規模となると子どもの顏が見えなくなる。職員同士の連携も大変だ」、「朝日ケ丘幼稚園を廃園すれば岩園幼稚園には行かず、私立幼稚園の園バスを利用するのではないか?」、「財政を理由に打出・大東保育所を民間移管するというが、この会議が行なわれている新設された東庁舎は立派で矛盾を感じる」等々だされた。

元行政職員から芦屋市職員へのメッセージ

 自治体職員は、国の法律、予算に縛られ、かつ市上層部の方針に基づき仕事をせねばならない。一般職員の裁量は少ない。住民の意見と市方針と異なることは多々あると思う。しかし、今回のように、子ども・子育て会議のメンバーや市民を騙し討ちにする仕事の進め方は、「反則」ではないか?このような騙し打ちの仕事の進め方は楽かもしれない。しかし、最初(提案する前)から、市民とぶつからない職員は、器が小さい職員になるであろう。芦屋市職員の賃金が高いという意見があるが、高いで良いと思う。今、突き付けられているのは、騙しで仕事をする職員か、シンドクとも、市民と向き合う芦屋市職員かが問われている。頑張って欲しい。

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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