yumeNHK「かんさい熱視線」から見えてくる保育産業癒着の芦屋市行政
昨日、放映された標記番組は、現在進行形の芦屋市の公立幼稚園・保育所の民間産業丸投げがダブって見えてきた。番組は、姫路市内で定数水増したこども園について、保護者が情報公開請求で得た行政文書の中で関係委員会のある委員が無認可施設をこども園に認可することに危惧の意見表明に対して、市事務方が「数が足りない。申請書類上問題ない」と押し切った。保護者から姫路市の行政責任を問う声が紹介された。芦屋市における夢工房事件についても、浜風幼稚園跡のこども園を同法人へ書類審査重視で選定し、市は不正発覚後も容疑の段階だからとして、同法人へ建設を促していた。また、山手夢保育園保護者有志が集めたアンケートのトップが「保育士の転退職が多く、保育士年齢が若く保育に心配」の声を市へ届けているにも関わらず、「保育士さんは熱心に保育していると保護者から聞いている」と論点をすり替え、市議会等で答弁している。数さえあれば、質の責任を問わない行政の無責任さが姫路市、芦屋市の共通である。我々市民も保育、幼稚園の官から民へは、昔のお寺さん、教会、篤志家等の民間が経営していた時代から、国・県・市から確実に補助金が貰え、官の保育所敷地、園舎まで官から提供を受け、幼稚園・保育所経営が儲かる補助金ビジネスになっていることに気付き始めている。番組では、性善説(お寺さんなど)から性悪説(保育産業)の立場から横浜市が民間選定では園長まで面接することが紹介された。芦屋市は、何故夢工房を選定したのか、どこに過失があったのか未だに総括も責任も取らない。このような無責任体制のもとで幼稚園・保育所の民間移管が軽々しく論じることは、4000筆を超える計画の凍結と市民と行政が協働して良い知恵を出すことを求める市民にどう説明するのか?人生で1回しか通過しない「三つ子の魂百まで」の子ども中心で、決して安く上がるからという財政中心の論議にしてはならない。
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