浜風幼稚園跡認定こども園説明会②(質疑)

1、「質」の継承について

Q 浜風廃止のとき、公立幼稚園の水準を継承すると芦屋市は約束したが?

A 芦屋市独自の国基準を上回るカリキュラムを事業者の応募の条件とした。(芦屋市)

Q 夢工房の独自性、素晴らしさは、否定しないが、浜風幼稚園独自の良さを継承して

  頂くため、12月から廃園する3月まで夢工房から職員を派遣して貰えないか?

A 夢工房から職員派遣となれば、芦屋市から人件費補助の問題がある。現在、考えられる  

  ことは、浜風幼稚園の隣にある夢工房経営の浜風夢保育園の児童と浜風幼稚園児童との 

  合同保育は、芦屋市がOKなら出来る。(夢工房)

Q 夢工房の保育士は若いが、平均勤続年数は何年か?正規とパートとの比率は?

A 公立保育所の全国平均年齢43才、私立は27才だ。この違いは、公務員は賃金が

  保障されており、私立は国等から下りてくる補助金の枠内という制度上の問題があ

  る。正規とパートの比率は夢工房では9:1だ。(夢工房)

「会」コメント

 確かに、保育士、介護福祉士が社会的に重要な仕事であるにも関わらず、長期に働いても、賃金が上がらないという政府の貧困行政が背景にある。しかし、市内の社会福祉法人保育園、幼稚園の中でも、低賃金に関わらず、10年以上勤務しているところがある。これは、働く保育士の思いが、生き甲斐がある職場か、否かにあるのではなかろうか?この問題については、引き続き検証が必要です。

2、小学校との連携について

Q 浜風小学校の裏口から校長先生が気楽に来てくれたり、幼稚園で飼育しているうさ

  ぎの餌を小学校の残飯を貰っていた。小学校のプール用シャワーを園児が使わせて

  貰っていた。防災訓練では小学校へ園児が避難するなど、日常的に進級する浜風小

  学校と日常的な触れ合いがあったが?

A 浜風夢保育園は浜風小学校長と交流している。小学校との連携は大切である。芦屋市さ 

  んと相談し、現在行っている連携を継承していきたい(夢工房)

3、定員について

Q 幼稚園相当定数が、浜風夢保育園から優先移籍されれば、浜風地域の児童が入れな

  いのではないか?定員を増やすとか、浜風地域を優先的に入園できないか?

A 建設期間が1年間あり、定員が埋まるかどうか危惧している。浜風地域優先の気持ちは   

  分かるが、市税が認定こども園に投じられており無理ではないか。(夢工房)

4、保育料について

Q 公立と同じか?

A 均一から所得に応じて保育料を変えたが、公私間格差はなくした。(芦屋市)

Q 東灘にある夢工房認定こども園のホームページによると太鼓、英語教育について、

  特別料金を加算していないが、ここもそうか?

A 基本的に同じ(夢工房)

5、預かり保育(幼稚園相当児童)について

Q 公立幼稚園同様出来るのか?その料金は?

A 可能である。預かり保育料について、現在の公立と同じにせよという要求は分かる

  が、現時点では答えられない。(芦屋市)

6、入園前幼児について

Q 幼稚園に入園する前までの児童対象で、浜風幼稚園で活動する事で、スムーズな園生活

  が送れています。(「クレヨン」市民サークル)今後、認定こども園で活動できます 

  か?

A 地域の子育てネットワーク、拠点となる認定こども園なので、活用してもらってよい。

  今後、芦屋市との協議をしたい。(夢工房)

7、住民との協議について

Q 具体的話があったが、進捗状況など住民との今後の接点はどうなるのか?

A 積極的に情報発信する(夢工房)

8、その他明らかになったこと(夢工房回答)

 ①スクールバスは出さない。

 ②プールは大型の折り畳みを設置する。

 ③現在市内にある夢工房経営の保育園は、全て保育所型認定こども園か、幼稚園型認

  定こども園に移行する意向だ。

  ④夢工房の本部を東芦屋町から浜風幼稚園跡認定こども園内に移す

  ⑤認定こども園は保育士免許と幼稚園教諭免許の両方は必要だが、夢工房では95%

   両方の免許を持っている。

  ⑥園長就任予定者は、出原大さん(元関西学院聖和幼稚園園長)他人の気持を分かる子

   ども、自分らしく生きる子ども、感性豊かな子どもを特に自然体験を通じて運営した

   いと述べられました。(著書「自然植物あそびー年中―毎日の保育で豊かな自然体

   験」Gakken保育Books)*写真参照

  ⑦幼稚園組、保育所組の区別をしない。

「会」コメント(今後の課題)

 夢工房さんが、合同保育など積極的に応えておられます。進捗状況、言い残した事など、これから気楽に夢工房、芦屋市担当者とコミュニケーションをどのようにとっていくのか私たちの課題です。

 ご意見、ご質問がありましたら、本ブログからお問い合わせください。

                                       以上

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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