「不適切な保育実態が明らかになり、こども園の認定を取り消された兵庫県姫路市の私立「わんずまざー保育園」(廃園)の元園児(3)と両親=姫路市=が15日、健全な発育に必要な保育を受けられず、実態が児童虐待にあたるとして、同園の小幡育子元園長を相手取り、計約120万円の損害賠償を求めて神戸地裁姫路支部に提訴した。提訴後の会見で両親は「全園児が劣悪な環境下で人間らしい扱いを受けられなかったことへの責任を問いたい」と訴えた。定員を超過する園児を受け入れていた同園では、給食が極端に少なく、おかずがスプーン1杯分にとどまる日もあったほか、残った給食を冷凍し、後日園児に提供することもあった。また、保育士に無給勤務させる不当な雇用実態など、数々の不正が明らかになった。両親は記者会見で「息子は体重が増えず、アレルギー対策も十分に取られていなかったため危険と隣り合わせだった」と話した。元園長の代理人弁護士は「訴状が届いていないので回答できない。確認してから対応を検討したい」とコメントした。」
芦屋も他人事ではありません。こども園は、公的補助金を受けながら、保育士賃金へ幾ら等の縛りがなく、経営者の良心に任せる危うい制度です。
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