4月21日㈭芦屋市から「市立幼稚園の適正規模及び適正配置」の諮問がされている第二回学校教育審議会が市役所で開催された。公立幼稚園、保育所代表は勿論、PTA代表、自治会代表、市民代表、会長(武庫川女子大学教授)など殆どの委員から芦屋市立幼稚園の特徴は、歩いて通園できる位置にあり、「歩きながら親子のコミュニケーションの大切な時間だった」、「西宮と芦屋を比較してはならない。芦屋は狭いという特性がある」園周辺の地域との関係では、「地域のだんじりを保護者と一緒に見学にいった」、「地域のお年寄りから園児に声が掛けられる」、「このような園児の体験が芦屋へUターンさせる」、「園児を地域のこどもと見ている」など意見が出され、会長から「子どもは親のかすがいであると共に地域のかすがいである」と指摘された。ところが、芦屋市の行政は、大規模な幼保連携型認定こども園(浜風幼稚園跡 200人定員 来年4月開設、潮芦屋教育用地 浜風と同じ敷地面積から200人定員か? 再来年開設予定)という地域と必ずしも密着しない、芦屋市の財政負担の少ない道を走っている。審議会を市民がバックアップしましょう。また、意見の中で、預かり保育(16時半まで)があるので、「3名が保育所から園へ転籍されママが働き続けている」という待機児童解消にも一役担っている事実も明らかにされた。
気になったことは、市が提出した3歳児の市外私立幼稚園通園数が105人であること。市外の私立幼稚園通園者には、芦屋市から私立幼稚園就園奨励費補助金が所得(市民税)に応じて、生活保護世帯から所得制限なし世帯まで、年間最高約30万円、最低6万円~15万円支給されているが、105名はこの補助の申請をしている数であるが、漏れはないのか?芦屋市内の私立幼稚園と市立幼稚園は、私立幼稚園代表委員から「共存共栄」の意見が出され、もっともであり、また市外の私立幼稚園選択は保護者の権利であるが、公立幼稚園の財産を有効活用する観点から3歳児からの受け入れは妥当ではないか?
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