認可外施設死亡事故ー埼玉県

 昨年9月、埼玉県川口市で24時間運営の無認可保育所で生後3か月の赤ちゃんが死亡しました。ご両親は、今月11日川口市へ事故原因検証委員会設置を求めました。この事故は、母親が就職面接のため利用した初日でした。赤ちゃんは心肺停止直前まで、約1時間大声で泣き続けていましたが、保育者は一度も抱き上げることがありませんでした。ご両親は二度と同じ事故が起きない思いで市へ申し入れされたのことです。表面に出ない乳児の死亡事故はここ数年間で神戸市、西宮市内の保育施設でも発生しており遠いところの話ではありません。今、政府は待機児童解消と称して、3月28日芦屋市を含む待機児童が50人以上いる市町村に対して、国の基準を上回る基準(こどもと保育士数)の市は、定員を超えて受け入れるよう、さらに小規模保育園(0~2歳児)の定員19名以下での設定を22名まで定員を弾力化するなどの通知を出しています。定員オーバーの詰め込みは安全上許されませんし、子どもの豊かな発達保障からも問題です。







芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

1コメント

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  • 八木 

    2016.06.25 08:56

    保育所の不正経理は、子どもが犠牲者 姫路保育園で不正経理が発覚した。不正経理は悪いこと、けしからんでは済まされない。本来保育所の運営のための費用が、流用されたということ。これは、それだけ確実に子どものために使われるお金が減ったことになる。あるいは保育士の給与にしわ寄せがいったかもしれないが、これも結局は子どもの保育内容に影響する。目に見えた形に表れていなくても、保育の内容に影響しているのは間違いない。理事長らの行為は、子ども食い物にした悪行だと言わざるを得ない。このような目で見ることも必要かもしれないと思い投稿した。  この法人が情報公開している27年度の決算書を見てみた。 事業ごとに区分された決算ではなく法人全体の決算書なので老人関係の事業費も一部含まれているが、人件費比率は58.5%、これは保育事業を行う社会福祉法人では考えられない低水準だ。保育事業では人件費比率75%程度が普通の水準。一方、利益率は19.4%、こちらは非常に高率だ。社会福祉法人の保育事業では、普通利益率は5%程度だろう。  保育所事業だけを区分した決算で再点検すれば数値が変わるだろうが、収入の約90%が保育事業なので大きく変わることはないと思われる。保育の質はどうだったのか疑問に思う。