夢工房不適正経理の事実(兵庫県資料)

 H28年6月9日付兵庫県健康福祉部社会福祉局社会福祉課記者会見用資料を時系列に整理すれば以下のとおり。なお、同資料の見出しは「社会福祉法人夢工房(本部:芦屋市、黒石誠理事長)にかかる不適正経理(理事長親族等への利益供与)疑惑について」となっている。

①H22年9月~H27年7月

 理事長実母宅の家政婦の賃金を同法人経営の特別養護老人ホーム「シスナプ御津」の職員給与と支払っていた事実が、H28年2月兵庫県龍野健康福祉事務所の同ホームへの立ち入り検査により確認された。

②H22年4月~H27年8月*H9年~H22年3月も疑義あり

 理事長義母を同法人経営の姫路保育園イーグレ分園事務員として架空勤務させ給与を支払っていた事実が、H27年8月及び9月に行われた 姫路市定期監査及び特別監査で確認された。

③H26年4月~H27年3月*H25年5月~H27年8月も疑義あり 

理事長実母(姫路保育園長)架空勤務への給与支払の事実がH27年8月及び9月に行われた 姫路市定期監査、特別監査で確認された。

④H27年度(不正期間H27年4月~H28年3月)

 理事長娘宅の家具、家電製品購入代金を同法人経営の保育所の備品購入等に偽 

 装して支出されていることが、H28年5月11日兵庫県と姫路市等が行なった

同法人本部への特別監査で事実確認された。

 なお、不適正経理によって流失した法人資金は、少なくとも、2750万円、別途法人が姫路市から不正に受け取ったと疑われる補助金(保育所長設置加算等)は、少なくとも、1050万円にのぼる。また、県・姫路市の監査等に対して、事実隠ぺいのための妨害行為が行われたことを確認している。

 県は同法人に対して、県が人選する第三者委員会を設置し、6月中旬から3月間程度を目途に調査を求め、県への報告を求めている。以上 兵庫県資料

(コメント)

 上記不正行為期間中に芦屋市が公募した浜風幼稚園跡、幼保連携型認定こども園に不正の事実を隠し応募し、芦屋市選定委員会で選定され、芦屋市が決定している。なお、芦屋市の公募条件に「事業者が社会的信望を有すること」と明記されている。

  

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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