芦屋市長
山中 健 様
社会福祉法人夢工房に関する申し入れ
✱純粋な子どもたちと芦屋市民の誇りを踏み躙る夢工房認定こども園の芦屋市への計画を中止すること
✱市内にある夢工房保育園を至急監査し、保護者の不安を払拭すること
日々、市民の命と暮しを守るご活躍に敬意を表します。さて、社会福祉法人夢工房の不正事件については、兵庫県健康福祉部の記者会見レクチャー文書(裏面 県資料)によれば、「嘘をついてお金を騙しとる」、「悪い事をした時、素直に謝るのでなく、事実を隠す」行為など、保育、幼児教育に携わる事業者が長年にわたり不正を行っていたことに、大きなショックを受けています。芦屋市当局としても、認定こども園第一号に選定した同法人の行為は、芦屋市行政への背信であり、私たち同様の強い怒りを持っておられることと察します。
夢工房は、芦屋市立浜風幼稚園で市民の信頼を得て来た素晴らし幼児教育実践を引き継ぐ認定こども園の運営者として、芦屋の子ども達の教育・保育を託した私たち市民の期待や信頼を完全に失墜させました。私たちは、子ども達のため、美しい街芦屋に相応しい事業者を求め、下記の申し入れを行わせて頂きます。詳しい思いについては、是非、市長と直接お話ししたい所存です。お忙しいところと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
1、浜風幼稚園跡、認定こども園建設について
①夢工房と契約解除し、他の法人を早期に公募し建設して下さい。応募がないときは、伊丹市に例がある地方交付税の財源措置のある芦屋市立認定こども園を建設・運営して下さい。
②新しい事業者、或いは芦屋市に建設工事を急いで頂くと共に、来年4月開設が遅れると予測した場合は、来年3月末廃園予定の浜風夢保育園(3~5歳児 定員60人)は、認定こども園開園まで継続してください。
(理由)
前文で明かにしたことに加え、仮に夢工房が引き続き建設し、兵庫県知事に認可申請した場合、「申請者が、認可の申請前5年以内に教育又は保育に関し不正又は著しく不当な行為をした者であるとき」(就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律第17条②六)などを根拠に認可されない可能性も皆無ではありません。園舎は完成し、園児も募集したが、こども園の設置が認められないということは、保護者を著しく混乱させ、このような冒険な行為は行政当局がすべきではありません。加えて、芦屋市の財産である同敷地3000㎡を10年以上無償貸与することについて、市民は納得できません。
2、南芦屋浜、認定こども園応募資格について
芦屋市が示した「幼保連携型認定こども園設置運営事業者の募集に係る諸条件(平成28年6月15日芦屋市こども・健康部(子育て推進課)「3基本原則 (6)事業者が社会的信望を有すること」について、明らかに夢工房は社会的信望を失ったと考えます。応募資格を認めないでください。
(理由)
芦屋市は、今回の不正事件が「疑惑」であり、兵庫県が指定した委員3名の第三者委員会の県への報告、これを受けて兵庫県の行政処分が確定するまでグレー「疑惑」であり応募資格はあるとの見解です。
しかし、県資料によれば、夢工房理事長は、不正の事実を認め、否認している実母の保育園長の架空勤務についても、兵庫県は反証となる資料の存在を確認しているとあります。これは、グレーでなく、限りなくクロであると解するのが妥当と考えます。
なお、県の第三者委員会は法的根拠の全くないものであり、同委員会が犯罪(不正事件)を黑か白を立証する機関でもありません。従って、芦屋市が主体的に現時点において、芦屋の子どもを委ねるに相応しい事業者か、否か判断を下すべきです。
さらに、浜風幼稚園跡でも触れましたが、仮に、夢工房が選定されると市有地の同敷地(3500㎡)を10年以上、無償提供を受けることは、市民感覚として到底合意が得られないと思われます。
3、市内にある夢工房保育園を至急監査し、保護者の不安を払拭すること
市内には、夢工房経営の山手夢保育園(0~5歳児120人 阪急芦屋川東)、夢咲保育園(0~5歳児60人 春日町)、浜風夢保育園(3~5才児60人 浜風小学校内)の3園があります。引き続き、よりよい保育が受けられよう、今回の不正事件を踏まえて、兵庫県と協議し、監査指導を行い保護者の不安感を払拭してください。
以上
2016年6月21日
よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会
(元精道保育所所長 佐藤 うめ子/南宮町在住)
(連絡先 070-5669-5875 池上)
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2016.06.23 13:42
2016.06.22 23:42
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