保育所の不正経理は、子どもが犠牲者


  夢工房姫路保育園で不正経理が発覚した。不正経理は悪いこと、けしからんでは済まされない。本来保育所の運営のための費用が、流用されたということ。これは、それだけ確実に子どものために使われるお金が減ったことになる。あるいは保育士の給与にしわ寄せがいったかもしれないが、これも結局は子どもの保育内容に影響する。目に見えた形に表れていなくても、保育の内容に影響しているのは間違いない。理事長らの行為は、子ども食い物にした悪行だと言わざるを得ない。このような目で見ることも必要かもしれないと思い投稿した。

 この法人(夢工房)が情報公開しているH27年度の決算書を見てみた。

事業ごとに区分された決算ではなく法人全体の決算書なので老人関係の事業費も一部含まれているが、人件費比率は58.5%、これは保育事業を行う社会福祉法人では考えられない低水準だ。保育事業では人件費比率75%程度が普通の水準。一方、利益率は19.4%、こちらは非常に高率だ。社会福祉法人の保育事業では、普通利益率は5%程度だろう。

 保育所事業だけを区分した決算で再点検すれば数値が変わるだろうが、収入の約90%が保育事業なので大きく変わることはないと思われる。保育の質はどうだったのか疑問に思う。

*コメント投稿に記事を頂きましたが、内容が重要ですのでコメント者八木様の了解を得て記事欄へ転載しました。

芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

2017年9月23日、「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」の集会において、芦屋市の幼稚園・保育所組織統合問題の話し合いの中で、自治会長、保育園長、大学教授等、皆様より新たな活動の場を拡げるべきとの意見があり、これに相応しい会の名称を「よりよい保育・幼児教育を考える芦屋市民の会」から「芦屋幼保市民の会」に名称変更いたします。

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