昨日、上記を審議する学校教育審議会が開催された。市教育委員会が、委員から出された様々な建設的意見に一顧だにせず、幼保連携型認定こども園がすべて解決する抽象的意見を述べたことを昨日のブログで批判した。今回は、3歳児保育について出された委員の意見を紹介し、意見を述べたい。
PTA委員から、公立幼稚園での3歳児保育を求める意見が出され、さらに預かり保育時間を延長し、働くママを支援して欲しい。受け入れ側の幼稚園委員からも、3歳児は自我が目覚め、母親以外の仲間を求める時期、是非、公立幼稚園で3歳児を受け入れたい。市外の3歳児保育の私立幼稚園へ流れていることも出された。なお、公立幼稚園が3歳児保育すれば私立幼稚園の経営を圧迫するのではないかについては、突っ込んだ意見交換は次回に持ち越された。しかし、討議の中で芦屋市内の私立幼稚園が、児童対象が多かった時期も、今日も90%の充足率の背景には、伝統と特色の魅力があるというのは、知り合いの市内の私立幼稚園経営者と懇談したことから頷ける話だ。
思うに、これまで貢献してきた市内私立幼稚園と公立幼稚園を共存するため、私立の園児募集時期を市立幼稚園より現在より早めるなど、何か知恵を出せないものか?
貴重な市有財産である公立幼稚園で3歳児保育を要求する市民の要求があり、またこれに応えようとする幼稚園現場がある。市外私立幼稚園通園者への芦屋市からの補助金支出も結構だが、税金を3歳児保育受け入れに使うことがベターではないか?芦屋市は、3歳児保育が民間幼保連携型認定こども園が解決すると主張する。園児と保護者が歩いて通園できる大型でないこども園を、山手地域では、精道地域では、いつ開設するのか?土地をどのように確保するのか?定員100人規模の認定こども園は採算が取れるのか?手を上げる社会福祉法人はいるのか等々、具体的に説明する段階にある。もし、幼保連携型認定こども園が優れているという抽象的な「説明」で市民は納得すると思っているならば、行政のサボりであるり、今日的言葉でいえば、主権者は市役所でなく、市民にある。
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2016.07.01 04:30
2016.07.01 00:44